東和酒造

京都府 福知山市上野115

酒蔵プロフィール

京都丹波・福知山唯一の小さな酒蔵 東和酒造有限会社です。 福知山は京都府北部中丹地域に位置します。明智光秀により築城され城下町として栄えた町です。江戸時代は譜代大名による転変があった後朽木氏に落ち着き、朽木家の石高三万二千石は福知山音頭にも記されており当社銘柄の由来ともなっています。 東和酒造は享保二年(1717年)に初代今川新六が京街道・生野宿近くに茶屋を創業し、その後清酒、醤油の製造を始めました。当時は今川酒造場として商いをしており創業から300年を超えました。 酒蔵の歴史は長いのですが、酒造りを長く休んでいた時期もあります。昭和52年に突然の井戸枯れにより酒造りを休むことになり、そのころは日本酒であればなんでも売れた時代であったことから製造委託の道を進みました。 平成20年より酒蔵の長女今川純が製造に加わり、各地で修業や研修を受けたのち平成23年より自家醸造を再開しました。実に33年ぶりの復活でした。 復活してからは総米500㎏以下の仕込みに限定し、あえて量産せずに少量多品種を造る体制をとっています。 それにあわせてお酒に使用する米を地元福知山で作る取り組みをしており、酒米「山田錦」「五百万石」飯用米「キヌヒカリ」を契約栽培していただきそのお米は「六歓」や季節限定酒の原料となっています。 東和酒造の酒造りは伝統にこだわり機械に頼らず杜氏を中心とした蔵人の手作業で行っています。搾りは昔ながらの木槽(きぶね)で優しくしぼっています。出来上がったお酒はすべて瓶で貯蔵し一本一本丁寧に熟成、管理をしています。 小仕込み、小ロットでできあがるお酒は百石あまり。製造量は限られていますがその分管理を徹底しお客様の飲みたいシーンに寄り添う作品作りをしています。 女性杜氏が織りなす丹波・福知山の地酒「福知三万二千石」純米酒ブランド「六歓」、木槽しぼりならではまろやかで深い味わいをぜひご賞味ください。